自分が読んだ本について、
- どんな人におすすめか?
- どこが良かったか?
- 自分なりの感想
などを書いています。
目次
今回読んだ本
- 会社を辞めずに”好き””得意”で稼ぐ!「複業」のはじめ方
どういう人が読むといいか
- 今の会社を辞めるつもりはないが、副業には興味あるという人
- 独立になんとなく憧れを持っている人
- 働き方改革でプライベートの時間が増えたので何か副業を考えている人
など
読んで得られるもの
- 現在勤務している会社と摩擦を生じさせずに副業をはじめるノウハウがわかる
- 今勤務している会社を簡単に辞めてはダメなんだなとわかる
- 単純に収入面以外の複業をはじめるメリットもわかる
など
読んでわかったこと・ためになったことのメモ
- 終身雇用制といっても、現実は50歳ぐらいで働き場を失ってしまう職場は少なくないのだそう
- 「静かな複業」をはじめようという時は「こうありたい自分」を設定するとよいそう
- 複業について、就業規則で許可されていても実際には嫌がられたり、許可しないと書いてあっても何とかなってしまったりと曖昧な部分もあるそう
- いずれにしても会社との摩擦は最小限にすること
- 別の会社の従業員として働くのはダメでも、自分自身が経営者としてオーナーになるのは認められている場合もあるそう
- 複業を成功させるには時間の使い方が大事で、そのためには
- 睡眠時間を削る
- 朝の時間を活用
- スキマ時間を活用
などの方法があり、一番オススメはスキマ時間とのこと
- 副業・兼業を認めている会社が最も社員に期待するのは、会社の仕事に活かすヒントを見つけてくること
- プロボノはボランティアだが、仕事で身に着けたスキルを活かして社会活動に取り組むNPO法人を支援する仕事だそう
- プロボノ活動をするには、サービスグラントを通じて登録し、自分の住んでいる地域を中心にかかわりたいプロジェクトに参加すればよい
- 不思議なものであまり付き合いのなかった人が助けてくれたりすることがあるそう
- 複業で成功するには自宅でも職場でもない「第三の場所」を探すのがよいそう
- 公的機関の情報収集として「J-net21」という中小企業庁が運営するサイトがあるらしい
- 自立するには、個人事業主か法人になることになる
- 個人事業主は地元の税務署に屋号を届け出れば手続き完了
- 起業相談や起業セミナーを受けておくと有利な補助金制度などを教えてもらえるのでよいそう
- 法人は設立に30万円ぐらいかかるが、ビジネスとしてやっていくなら取引がしやすくなるのでよいそう
- 大企業は個人事業主と仕事をしたがらない
- 法人口座を持っていないと取引してくれないことが多い
- 地元の信用金庫に相談し、事業用の口座を作り定期積金をはじめるのがオススメだそう
- 個人事業主になると金融機関からの信用がぐっと下がり、ローンが通りにくくなるので住宅を買う予定があるのであればサラリーマンのうちにローン審査を出すとよいそう
- 複業をすることによって、パラレルキャリア(本業を持ちながら第二の活動を行うこと)であることが強みになる
- 法人を持つメリット
- 社会的信用が増す
- 金融機関から融資を受けやすくなる
- プライベートと財布が分けられて管理がしやすくなる
- 会社をたたむ際も責任が有限になる
- 法人を持つデメリット
- 設立費用がかかる
- 法人として税金がかかる
- 社会保険料の支払い義務がある
- 法人を持つメリットデメリットがあるが作者によれば「基地」を作ることによって「こうありたい自分」が形になって見えるのが一番のメリットなのだそう
- そういう覚悟みたいなのは大事だと思いました
- 国や地方自治体が起業する人を支援する制度で「創業助成金制度」に採択されると100万円または200万円までの返済不要の補助があるそう
- いざ独立してみると、会社は色々な手続きをしていたのだなと感じるそう
- お金をかけない宣伝方法として、地元のフリーペーパーや雑誌がオススメ
- 取り上げられやすいのが「みんなの経済新聞」のネットワークだそう
- 本を出版すると自分の名刺代わりになるのでよいそう
- 自費出版ではなく、出版社などに出版企画書を送るのがオススメだそう
- 出版企画書は分厚いと読んでもらえないので、A4サイズ1枚に端的にまとめること
- 紙媒体でなくても、電子書籍という方法もある
- 独立にあたり、勤務していた会社に対し正社員だったのを業務委託に変えてもらう方法がある
- その際に一番大切なのは労働時間の自由を約束してもらうことだそう
読んだ感想
- 複業で収入的に成功するかどうかの前に、パラレルキャリアとして評価してもらえるメリットはあるなと思いました。
- 趣味にしても、多趣味と聞くと、ほとんどの人は無趣味の人に比べてバイタリティがあるな、とか才能がありそう、などプラスのイメージを持つので、パラレルキャリアは本業でもメリットがあると思いました
- サイボウズの社員の方が複業について語られていましたが、最近のコロナ禍でサイボウズが「出社する必要ありますか?」というCMを流しているのが思い出されました。
- そういったCMを流すだけあってサイボウズ自体が先進的な会社なんだと感じました
- 複業にあたり自分のホームページを持つ際に、自治体によっては助成金を出してくれると書いてあって、初耳でした。しかも経費の半分(5万円限度)も出してくれるなんて助かります。
- この本に書かれていることを私なりに要約すると、
- 簡単に今の勤務先を辞めてはいけない
- 複業によって会社にもメリットがある
- 複業をするにしても、段階的にゆっくり進める必要がある
などがわかりました。
本の詳細
- 題名:会社を辞めずに”好き””得意”で稼ぐ!「複業」のはじめ方
- 著者:藤木 俊明(ふじき としあき)
- 発行者:中島 治久
- 発行所:同文館出版株式会社
- 印刷所:三美印刷
- 価格:1500円+税
- ページ数:212ページ
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